物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

ある取引

1月1日夕方の便で関くんが札幌にやってきた。
今回も仕事を抱えてだけど、ことしの冬こそ彼は北海道でスキーができるかもしれない。
しかも、名だたる難所 小樽の天狗山でw

5日まで札幌で仕事をして過ごし、6日に初天狗山。
彼は日大スキー部(本部じゃないですとのこと)だったし、そこそこ滑るので、
苗場だの武尊だのあちこちの山へ連れ歩いても、気軽に一緒に滑ることができる貴重な存在だ。
5年ぶりくらいだったし、彼は現在股関節に痛みがあって歩行も辛いのだが、以前とあまり変わらぬ滑走だ。
本人も「忘れないもんですね」と嬉しそう。

7日~9日は、私はスキー学校があるので、彼はフリーで滑走。
そして、さあ今日でスキー学校当番は最終だなという10日の朝。
関くんを半日だけでもスキー学校に入れてみようと思い立ち、事務の窓口で申込書をもらったら、
「講師の数が足りないからねぇ」とか「フリーの時間にのとさんが教えればいいじゃないの」とか、
案の定あれこれ言われ、ややめげたのだけど、「教えるのは赤の他人にお願いする方がいいです」と頼み込む。

で、関くんに書かせた申込書を出しにいったら、
「あのぅ、、、のとさん、明日も来れないかしら?」と、すくい上げるように言ってくる事務の佐藤さん。
手伝いたいのは山々だが、私としては自分の仕事がだいぶ溜まっているのが心に引っかかっている。
その上、明後日12日は関くん帰京の日だから、今日夜か明日の朝には札幌に帰るつもりだったのだ。。。。
「え~~~っと。。。どうしようかな。。。」と迷っていると、そこは手練れの佐藤さん、
「先生が足りなくて~。かわりに、関さんには本間校長の特別レッスンしますから」と、かぶせてきた。
お! それはかなり特別待遇かもしれない。
当の本間校長は奥の席から「なんちゅう勧誘の仕方してるんだw」といいながら否定せず。
本間さんは、私が20~30代の頃、小賀坂のチームでコーチしていたほどの人だ。
だが、関くんのスケジュールは大丈夫だろうか。
「ちょっと相談してきます」と待合室の関くんに「札幌に帰るの、明日の夕方でもいい?」確認すると、すんなりOKしてくれたので、事務所に戻って取引成立。
午前10時には、本間さんが関くんだけを連れてプライベートレッスンを開始してくれた。

しかもレッスン中に関くんは、
「関さん、靴のサイズいくつよ?」と訊かれて答えたら
「なら 合うな」と、校長の最新の板を借りたりして、
帰りには「いつでもいらっしゃい」と声かけられ、
明日も来ますと答えると、「明日も使っていいよ」と借りる許可もできあがり。
これで次からは、スクールの事務所に入っていっても「あれ、誰?」とは言われなくなるだろう。

そうそう、あとは。
本間さんが雑談のときに、「むかし、滑走面を埋めるキャンドルってあったべ。どこかで売ってないか?」と探していたものを、たまたま関くんがまだ持っていて、帰京したら私のところに送ってもらって、次の当番の時にでも本間さんに渡せば、すっかりお友達だねw

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