物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

原点回帰

このところ
小樽にいくと 2,3泊ほどしてから 札幌に帰ってくる
整理が進み 使う部屋の掃除もできて 実家の居心地が良くなってきたからか
加えて 札幌より小樽の方が WiFiのつながりが快適だ
滅多に切れることがない
住宅地なのだが 私のように通信をしている人は
周囲にほとんどいないのではないか

小樽に帰ると 同級生のけいこちゃんに良く行き会う
彼女はたいてい ちょっと大きな愛想のいい黒い雌犬の散歩中で
大工さんの一人娘だった彼女は 両親が他界したのち
小樽市内に勤める旦那をつれて実家に戻って暮らしている
歩いて100歩もかからないご近所だ

「札幌の方が雪は少ないし、2台分の屋根付き駐車場があって便利なんだけど、
庭はあってもいろいろいじって遊べないし、池もないし、
それに実家の方が広いしね」
というと
「落ち着くっしょ」と 実感を込めて言った。
たしかにそうなのだ。
階段ひとつ比べても ステップに気を遣わず楽なのだ。

たとえ 子供時代のまだ新しかった頃よりも 今では床も壁も柱も年老いて
あちこちガタがきてみすぼらしくなっているかもしれないけれど
心が静かなまま 過ごせるのだ

札幌の家は 持ち家とはいえまだ数年だし 何の思い入れもない
次女が使わないというなら 売るか貸すかして
たとえ雪深く 坂道が多く 買い物が不便であっても
娘の世話が必要になるほど老いぼれるまでは
小樽の家を使っていこうか

と 決めた今年の秋でありました

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