物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

ハウスクリーニング

3月の震災をきっかけに、私が主に札幌にいるようになって、さいたまのマンションの稼働率がぐんと下がってしまった。
最初は「東電の電力供給不足による節電対策」と「首都圏まで及びそうな放射能汚染からの避難」が主な理由だった。
落ち着いて仕事できない環境では、効率が悪いし、お客さんに迷惑がかかるかもしれないし。それに、小樽の庭いじりを日課にすると健康的な生活ができるし。
しかし、秋になり冬が間近に迫ってもさいたまには戻らなかった。
親しいクライアントの何軒かからは「いつ戻ってくるんですか?」と気軽に問われたけれど、当分の間は、2,3ヶ月に1度くらい戻る程度のつもりでいる。
首都圏で暮らす人に「大地震の後で」とは言いづらい。
そもそもここ3年ほど、首都直下型も東海、東南海も、遠くないんだろうなあ、都心にもう1つマンション買おうと思っても地震が来る前に買うのもなあ って思いながら暮らしていたところに3月11日だったから、これはきっと仏さんが私の重たいお尻を押しているんだろうと受け止めることにした北上作戦。

そんな風に半ば空いたマンションを、長女が使いたいと言い出したのが夏のこと。
彼氏と一緒に暮らしてみて、続くようなら結婚するのかもしれない。
それが彼女の幸せにつながるのなら、いくらでもお使いください。
ただし、私が上京した時に寝泊まりする1部屋を確保。北側の一番狭い部屋w。
地震が心配だけど、若い人は通勤があるから都会を離れることはできないだろうから、せめて普段から心がけて暮らしていてくれることを祈るしかない。

というわけで、12月17日にはワンボックスのレンタカーで、私の荷物の搬出と彼女の荷物の搬入というダブル引っ越しの大きなイベントが予定されている。
あらかじめ長女が「欲しい」とツバをつけた家具を残し、ベッドや小物は私用の部屋へ移動し、使える机やスチール棚は工房地下室へ移すことになる。(私用なのだけど、居ないうちにきっと関君が使って汚してしまうことだろう。。。)
そんな大移動の下準備を1人コツコツやっているうちに、水回りの汚れが気になってきた。わりときれいにつかってきたし、最近は不在がちで使わないから汚れるはずはないのだが、むしろ使わないと汚れるように思える。
せっかくの新しい生活は、きれいな環境でスタートさせてあげたいし。
長女と私でがんばってみるつもりだったが、どうもプロに頼んだ方が時間と手間の節約になりそうに思えてきた。
ただ、ハウスクリーニングには1度失望した経験がある。関君のつてでそこそこ大手の会社にマンションのリフォームを依頼したのだが、契約に含まれていた最後の仕上げのクリーニング業者がやらた中途半端でふてぶてしいおっさんで手抜きが目立ち、営業にやり直しを指摘したことがある。この営業もいい加減なお調子者で、後日会社からアンケートが送られてきたので根こそぎ書いてやろうかと思ったが、2度と関わりたくなかったので無視した。
余談はともかく。
そんなことから、Webでハウスクリーニングを検索したら、数件横並びのように大幅値引きのセール期間が目について、内容からわりとリーズナブルな金額に感じた。
2件ほど電話をし、2件目の業者さんが翌日の昼から4時間、2人で作業するというので、そこに「台所+風呂+洗面所+トイレのセット」をお願いすることにした。

リフォームの時のマイナスイメージが強かったのであまり期待してなかったのだけど、「4時間」という限られた時間の範囲できっちりきれいにやってくれたし、余った時間でメニューにはなかったレンジフードのカバーや廊下も掃除してくれた。それに、普段の掃除方法を質問したら、とてもざっくばらんに教えてくれたし。
ちょっとうれしくなって、感謝を表したくて、帰りに頂き物の缶ジュースをおみやげにもたせてしまった。

長女も作業負担が減って喜んでいたし、これなら2、3年に1度くらいはお願いしてもいいかもしれない。

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