物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

ひとつ見つけた

何年も気になっていた 箪笥の和服
祖母と母と私の和服
羽織は普段でも使っている
洋服の上にちょっと羽織ってみると 洒落てるし評判もいい

数年前に知り合った神戸の人
やはり和服が勿体ないからと 洋服にリフォームしている
9月に関西まで行った機会に 数点持参してリフォームをお願いした
大島がコートに 雨コートがチャイナに 縮緬がチュニックやワンピースになった
それをオンラインショップで販売することにした
リフォームで出た端布も何かに活用したくて
小樽のホームの許可をもらって、おばあちゃんたちにお手玉にしてもらうことにした

端布の山を見て「まあ 綺麗だねえ」と喜んでくれた
数日後に「1個試作品ができたよ」と見せてくれた
「インターネットで売りに出しますから、もし売れたらみなさんのおやつを買いましょうね」というと
「あっらあ それじゃあ、まてに作らないと。この試作品は、ほらここがね、雑なのよ」
そうなのだ
2種類ほどの作り方を印刷してホームの人に渡したら、どうやら難しい方の型紙で挑戦してくれたようだ
「期待してますからね」と励ますと
「任せてください。頑張って上手に作りますから」と意欲満々の笑顔をみせてくれた

ホームにいると外との関わりが希薄に感じてしまうのではないだろうか
社会との繋がりを求めるお年寄りは少なくないのではないだろうか
私の母でさえ1年も前に「ひ孫ができたら私おもりするよ。まだまだできるよ」と言ったことがある
何かしたいのだ
誰かの役に立つこと、自分の存在価値を見いだせることを
そのお手伝いが少しでもできれば本望だ

お金じゃないのだ 気持ちの問題なのだ
私自身も商売になる事ではないが 誰かが喜んでくれるなら それで嬉しい
それが目的の仕事もある
それでいいじゃないか

そして 入所者さんたちが喜ぶことなら と快く理解し協力してくれるホームの担当者さんに感謝

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