物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

自分の時間

休日がある勤め人ではないので、休める時が休日になる。
仕事の密度にももちろん波がある。これは会社勤めでも一緒か。
過密な時は外出もままならないほどになるし、ぽかっと時間が空く時もある。
本や雑誌の原稿に埋没していた頃は、努めて1年のうち11月からの2、3ヶ月は企画を出さず、次のテーマの模索研究に当てる期間をとるようにしていた。そうじゃないと自分が止まってしまうから。次を考えることなく、同じことばかりの繰り返しでは、いつかは澱んで腐ってしまう。
今の業務内容になってからは、何月から何ヶ月なんて計画的にはとれなくなったれど、それでも仕事量が少ない期間を歓迎して大切にしている。ぽかっと時間が空くことは、あしもとを見つめ先を考える貴重な時でもある。
ところが母には「仕事が無くて心配なこと」に映るらしい。まあ、普通はそう見るものだろう。

3月の大震災で、仕事が減った、無くなった、倒産した、という企業は少なくない。
弊社の場合も、4月から立ち上がるはずだった大きなプロジェクトが無期限ペンディングとなった。
この案件は、私ではなく関君がメインであったので、彼にとっては計画が狂ったかもしれないが、今になって考えると、彼は以前から抱えているこまごまとした製作案件があったし、このチャンスにそれらを片付けてしまう方が好ましい。
私にしても、やるぞと盛り上がっていたところだったので、ちょっとばかりがっかりもしたけれど、関君同様未納のこまごまとした案件が残っている傍ら、会計だの事務処理だのといったベーシックな雑用を常に抱えている上に、小樽の家の管理ものしかかっていて、まるでごった煮状態、正直なところパンク寸前だった。
だから、この5ヶ月間は、身辺整理のために授かった時間だったのかもしれない。

じゃあ、どれくらい有効に使えたか?
関君の進捗はともかく、私の方はというと、今後の仕事環境、生活環境の方向性決定、整備ができたと思う。
反面、細々とした案件やベーシックな雑用はまだ残っている。急がないものは先延ばしにしてしまっている。

そして、そろそろペンディング期間が終わりそうな気配がする。あと2、3ヶ月くらいか?
片付けなくちゃの案件を急がんとね。
うーーーーむ。。。。

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