物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

新車なう

6月のいつだったか 馴染みの営業さんから入電あり。

「今からオーダーしても納車が9月になりそうなので、どうでしょうか。」

去年インサイトに失望して、今年2月のCR-Zの発表をまつことにし、3月に試乗して、面白いハイブリッドだなあと思い、見積も何度かもらっていた。

そもそも、ガソリンと電池のハイブリッドがどうしても欲しいというわけではなかった。
できればFCXが庶民価格に降りてくるまで、今のプレリュードとか、アウディTTとか、遊びにNSXとかちょっと乗ったりして時間つぶししようかと考えてもいた。
ただ、ご時世というものもあり、いつまでも燃費の悪い車に乗り続けるのは小さな罪みたいに思えて、時間つぶしがCR-Zでもいいではないかという気になった。

でも、買うと車が余る。。。手に余る。。。

プレリュードはまだまだ乗りたいし、そうなると去年買った黄色いMINIをどうにかせんと。
arrow0304.gif 参考:愛車ラインナップ(http://www.cm-lib.com/diary/?page_id=3)
売れるといいのだが、ちょっとクセのある車なもんで、売れなかったらエコカー補助金の人身御供にするしかない。しかし、それももったいない。いっそパーツにばらして売るか、他の2台のMINIのパーツ取りにするか?

そんなことを考えているうちに、6月になり、営業さんがじれたのだ。

「まあ、万が一の場合はキャンセルでもいいので、仮オーダーしてもらえませんか?」

お キャンセルしてもいいの? (たぶん しないだろうけど)
いっぺんで気が楽になって それならと 「オレンジのアルファのカーナビ付き」を発注した。
そのとたんに MINIの嫁入り先を探すという仕事が増えた。
セキ君の知り合いに声かけてもらったり、買ったショップでも売り出しをしてもらった。
売れなかったら最悪、廃車とするしかない。なるべくもったいなくないパーツに交換して、はずせるものははずしてから廃車にしよう、なんて、相談もしていた。

結果、納車の5日前に嫁入り先が見つかり、かなり安堵した。嬉しさのあまり、ガーミンナビもあげることにした。

さあ、そうなると、まずは小樽からさいたままで運ばねば。
7月末の猛暑の中、クーラーの無いMINIを運転して、運ばねば。なのだ。
これはかなり勇気の要ることだ。
第一、7月5日から札幌にいて快適な気候に馴れているから、私の腰も重たくなる。
加えて連日のニュースで関東地方の猛暑を耳にしている。
私とMINI どちらが先にダウンするか。真っ先にそれが頭に浮かんだ。
家族もそう思ったらしい。飲物いっぱい積んで行くんだよ、とか娘に言われたりして。
1000円土日の混んだ関越で渋滞にひっかかったりしたら いっぺんにオーバーヒートしそうで 平日に走破することにした。

7月27日小樽港発 28日早朝新潟港入港 そして走り出す。
たぶんこれが このMINIとの最後のロングランだ。そう思うと 自然と大事に丁寧に走ってしまう。
本庄児玉あたりで 私の方が暑さにバテ気味になったが 無事所沢で降りて、汗だくでさいたまへ到着。
いやあ よく走ったね こんちゃん(MINIの名称)
弟には「ねえさん、よく猛暑の本州をクーラー無しのMINIで走ってきたね」と関心された。

そして8月1日
東池袋のホンダカーズまでMINIで行き、そこで待ち合わせた買い主にMINIを渡し、CR-Zを引き取って帰ってきた。
他のオプションは付けなかったので、300万ちょっと欠けるくらいだった。
これまでで一番高い車だw
思わず、フルカバータイプの車両保険に入ってしまったw(まあ、最初の1,2年だろう)

新車はどこもかしこもぴかぴかだけど ぎこちない。
エンジンブレーキがとてもよく効く。アクセルを放しただけでまるでブレーキを踏んだみたいだ。
クラクションも 鳴らそうとして鳴らない時がある。硬いのか? 遠慮がちに押すからか?
ポケットにスマートキーが入っていれば、指先でドアロックの開閉ができ、エンジンキーを差し込む必要もない。これは便利かもしれない。
マニュアルを全部読んでないし、ろくに慣らし運転もしてないのだから、もっと凄い機能があるのに気づいてない自分。
パドルシフトには1時間ほどで馴れたけれど、オラやっぱプレリュードのようなシーケンシャルシフトがええなあ。シフト切り替えの時はステアリングから手を放したい。
純正カーナビには若干戸惑う。コントローラーが無い。コストダウンか?
タッチパネルと音声認識というが、車内で声出して命令するのは気恥ずかしいぞ。
タッチパネルは隣のボタンをさわってしまうことがあるし、視線をいちいち向けなくてはならない。コントローラーならば指の感覚と視界の片隅で有る程度確認することができる。
第一、純正は走行中には操作を受け付けない。
・・・そうだ、以前、知り合いの女医さんがHONDA純正カーナビを付けていて、そういっていたのを思い出した。しまった。。。。orz
安全のためだろうが、助手席の人も操作することもできないんか?
オラ、これまではカロッツェリアだ。
できればカロッツェリアを付けたいのだが、CR-Zには部外品は綺麗に付かないと言われたし、バックモニターにちょっとそそられたのもある。
しかしこのバックモニターというのも、最初は画面が切り替わって楽しいけれど、何度か車庫入れするうちにそれほど見なくなった。それに、せいぜい後ろに不意に何かが回り込んでいないかどうかの確認にしか使わないものだ。バックモニターだけで車庫入れするのは、とても不確かで不安で、私にはできない。

まあ 文句ってのは その気になればいくらでもつけられる。
とはいえ、どれも決定的に嫌いになる要素ではなく。
一番嬉しいのは、確実に動いて、快適に過ごせて、読み通りの行程で走れること。
そして、馴染みの信頼するメカニックさんに見てもらえること。(中島さん、いつもありがとう)

インテグラのときは とにかく 好きで好きで「あばたもえくぼ」の遊び道具だったが
プレリュードは 馴れるに従って、長所も短所ものみ込んだ上で じわじわと好きになってきた。
CR-Zも たぶんこれから 少しずつ好きになって「愛車」になっていくんだろなあ と思う。

img_0394s.JPG

追伸:

CR-Zには黄色が無い。妥協してオレンジ(というより赤銅色に近くないかい?)を素直に買ったあたり、歳とったなあと自分でも思う。
そういえば購入申し込みの時、営業さんが離席している合間にメカの中島さんがやってきて「CR-Z購入されるそうで」とちょっと驚いた顔をされたっけ。「はい」と答えると「CR-Zに黄色無いですよね」。確認するかのように不思議そうに言われたw。

そして、納車後10日も経っているのにまだ150Kmしか走ってない。インテグラのときは、1週間で1000Kmいって一ヶ月点検受けたっけ。若かったなあ(遠い目)

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