物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

駆け足

あっという間に2月になっている。

しかも10日になっている。

つい先日正月だったのではないか?

子供の頃は、1日がやけに長く、屋根の上で流れていく雲を眺めていても、時間つぶしにならないほどゆっくりと日が暮れていった。夏休みも冬休みも誕生日もクリスマスもお正月も新学期も、なにもかもがとても待ち遠しかったものだったはずが、歳をとると時間という相棒はやけに俊足になっていて、あっという間に 駆け抜けていってしまう。そういうものかもしれない。

おそらく、やるべきこと、やらねばいけないことが多いせいだろう。

もしもこの先、もっと歳をとったとしてもやるべきことが減れば、時間はまたゆっくりとした足取りで、海をわたり、空を歩き、山をまたいでいくに違いない。

自分の時間を作る ということは、やるべきことを減らすということかもしれない。

社会から遠ざかるとまではいかなくても、積極的に首をつっこむことを控えるとか、役割を他者に分担するとか、やらなくても良いことを増やしてそれに費やす時間を増やすということかもしれない。

そんなアホなことを 仕事の合間にふと考える。

もしかしたら、自分の時間を作ったなあ と実感できるまで、あと2年はかかるかもしれない。

などと弱気になってきている2月10日。

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