物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

いのしか被害?

14日早朝に新潟に着き、いつものように赤城まで走る。
ランチはだいたいこのあたりでとる。
しかし時は10時半。
ちょっと早い。
大胡のお気に入りのパン屋さんでアップルブレッドその他を買って、「少し早いけど待たせてもらえますか」と棟続きのレストランに入り込んだ。
パン屋さんのご主人がそのままシェフを務める店だ。
ちょっと見は偏屈そうな御人だが、なかなか美味しいのだ。
メニューを持ってきてくれたので「A(ミニステーキ)ランチ」を注文したところに、「あきお、なんか食べさせてくれ」とシェフに声をかけながら、腰の曲がった細身の老夫婦が入ってきた。
親戚か両親か、、近所から遊びにでもきたのだろうか。
シェフが「なに、畑のもの何もないのか?」と訊くと
「畑なんてイノシシと鹿に食われて、なーんもとれない」と、呆れ笑いで応えた。
ふうん、赤城の麓で農家をやっているのか。
二人は私と離れたテーブルをあてがわれて、皿が運ばれるのをおとなしく待ちつつ、合間にキッチンのシェフと世間話を交わす。
それによると、蕎麦も芋も大根もなにもかも「インゲン以外はぜーーんぶやられて、市場になんにも出せん」とのこと。
去年のGWに赤城山腹の公園で「クマ出没」の注意書きを見かけたが、最近では大胡の駅前に鹿が出てきたほどらしい。
野生の動物が、そんな人里にまで下りてきているのか。

なんか すっかり壊れているね、世の中。

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