物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

悪筆改善

中学生の頃には書道で入選し 学生時代まではそこそこの字を書いていたのに

キーボードに埋もれるうち とんでもなく悪筆になった

母にとっては自分の書道と油絵の趣味が 少しは娘を感化したとご満悦だったのだろうが

ある年 母の年賀状代筆のときに 「おまえ病気か?」と嘆くほどの悪筆を見せた

かといって キーボードをペンに持ちかえることなく

銀行等の書類に自分の名前を書くのも鬱陶しい生活が続いてきた

そんなあるとき

もらったのが ガラスペン

今から3年ほど前の 誕生日かクリスマスのプレゼントだったろうか

近年になく ちょっと感動した品だった

小学生の頃にインク壺にペンをつけつけ日記を書いた そんな優雅な時間を思い出し

そういう時間が持ちたいものだ と夢を描いたのもつかのま

仕事に忙殺される日々が続き

すぐに使うことなく 綺麗な小箱に入れたまま 棚に飾っていた

それが

ちょっと仕事場の雰囲気を変えようと思って

30年も前から使ってきた樺細工の文箱や整理棚を積極的に使い

布張りの日記帳を仕事のアドレス帳に流用することにした

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こんなノートには ボールペンでは書きたくない

万年筆か  ・・・ ガラスペンだ

ということで インクを買ってきて いよいよ使い始めた

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想像していたより ずっとなめらかで使いやすい

しかも 悪筆がちょっと直り ましな字になる感じがする

万年筆より快適かもしれない

仕事で出す封書の宛名も 適していそうな紙質にはガラスペンで書くようになった

年賀状の宛先も 1枚1枚これで書いた

母が「おまえ 字が上手くなったか?」といった
「いやペンが違うんだよ。ガラスペンだと ちょっとましになるみたい」

「なんだそれ?」

「ガラスでできたペンで綺麗なんだよ インクつけて書くの 今度見せてあげる」

実は 私と母の民芸品の趣味は似ている

見るときっと母は 自分も欲しいというに違いない

困った・・・・・・・w

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