物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

人間ドックの結果

この1,2年、どうも疲れやすかったり 体調が芳しくなかったり、
TV-CMにある「未病」みたいなかんじで、どこか悪いところがあるのかな、
と気になっていて、
人間ドックを受診しようかと思って 人生の先輩に相談してみたところ
「医者の友人に訊いたところ、やはり人間ドックよりは 一般の受診の方が詳しく診てくれるそうです」
というので、春に病院に行ってみたけれど
症状も細かく告げて、 肝臓中心の血液検査や甲状腺の検査までして
それでも どこが悪いと言われることもなく様子を見ましょう としか言われなかった。
じきに猛暑の夏がきて 外に出るのが苦痛なまま こもりきりで仕事していたが
でも どうにも気になって10月に人間ドック入りを決意
電話すると予約がいっぱいで 12月の5日となった。
しかし・・・2ヶ月も手を打たずに過ごすなんて どうにも時間の無駄だ
明らかに自分は運動不足である
頃は秋
涼しくなったせいか体調もよくなったので
週に2,3回は遠い方の駅前のディスペンサーまで歩くという生活改善を始めることにした。
自分は仕事が絡まないと運動をしない
なんというか つまらない人間かもしれない

そして ドック入り
10日ほどして結果が郵送されてきて
糖尿病や肝炎の心配は無し、胃も腸も乳ガンも異常なし
脳のMRIも4年前と変わらず全く異常なしだけど
しかし ・・・・
猛暑のひっきーで不摂生な生活 乱れた食生活と
人間ドック受診日の2,3日前に 飲み会があったり
スルメをどか食いしたりしてたのがモロに出たのか
「要治療」という文字あり。
特にLDLコレステロールがハイレベル。
しょうがないなあ。。。と
春に受診したときの血液検査結果も持参の上、結果に対する相談に行った。
私はここ4年間の受診結果、検査結果は全てファイリングしている
そのファイルをまるごと持って行った。

12月22日 まさに誕生日
で。
運動不足は重々承知、生活改善をしつつ それだけでは時間がかかりそうだと思ったので
オラ「お薬をいただいた方が早いですよね?」
医師「早いです。処方しましょうか?」
オラ「はい、おねがいします」
ということで、LDLを下げる薬を服用することにした。
しかしだ。
なんとなく体調が悪いなあと思って受診した春の内科の血液検査で
LDLがやや高くなっているというのが どうして出なかったのか?
ファイルを開いて 医師に尋ねてみた。
医師「うちの病院ですか?」
オラ「そうです」
同じ病院だけど 担当医師は違う人だった
LDLは総コレステロール値から引き算すると出てくる
春に告げた症状の原因は、まさに今回の人間ドックで出た結果に当てはまる
その頃はまだそれほど高い数値ではなかったのが 夏の不養生でいっきに上がったってことか?
春で有る程度原因がわかっていれば 夏の過ごしようが変わっていたかもしれない
予防医学って まだまだ難しいものがあるのか?
とか 責任をなすりつけちゃったりして
とにかく 若い時のような不摂生はしてはいけない歳になっているということだ

薬局で薬をもらい 駐車場に停めてある愛車のもとへ近づくと
私の背後にある晴れた空に浮かぶ雲が フロントガラスに映っている
その雲の 運転席のあたりに映っている模様が ちょうどまるで
父の顔そっくりで じっと運転席に座って私を待っていたような
おもわず とうさん と 声に出して呼んでみる
もちろん返事などない 表情も変わらない
そのかたちのまま ゆっくりゆっくりと 左に流れていく
明らかに雲の反射なのはわかっている
だけとあまりに父の顔に似ている
背後の雲を振り返っても それがどの部分なのかわからない
フロントガラスに目を戻すと あきらかに とうさん

2年前 母の相手と父の闘病生活の見舞いで くたくたにに疲れてしまって
「私の方が先に死にそうだ」と冗談を言ったら
「がんばってくれよー」と悲痛な声でたしなめてきた とうさん
たぶん今回も 体をもうちょっと大事にしてがんばってくれよー と
言いたくて出てきたのかな    誕生日に

やはり 生活をちょっと変えねば

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