物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

ヒグマは怖いです

今日は昼から、積丹の入舸町で記念式典があった。
母も一緒だし、あわてるのが厭だったので、前の日は余市に泊まって温泉につかり、余市から出発。10時に出たこともあり、入舸にはあっという間についてしまった。それほど近い。
小学校の門前を通り過ぎると、玄関前には準備の人たちが数人いて、車が通りすぎると『関係者がきたか』と注意深く視線を送ってくる。まさにそうなのだが、早すぎる….まだ11時にもなっていない。

時間つぶしに島武意海岸に行ってみるかと、駐車場への坂道を上った。
積丹郡積丹町大字出岬町。
駐車場から、全く明かりのない真っ暗なトンネルを手探りでしばらく進んで、やっと出口にたどりつくと、ぱーーーっと視界が開けて、眼下には美しい碧色の水面を抱えた入り江が広がる。
父がもっとも好んだ景色の一つだ。
20年前に連れられてきて、忘れられないほど感動的な海景色を体感させてもらった。
それが懐かしかったのだが・・・・
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駐車場についてみると、「熊が出たので」という張り紙。
うーーーむ、こんなところにまで。。。
トンネルの入り口が、熊の巣の入り口にも感じられてくる。
懐中電灯、今は持ってないしなあ。。。
もうじき冬眠でしょ?
熊は暗い場所が好きでしょ?
熊が居たら。。。
ナイフも積んでないし、たとえ有ったとしても、もう若く無いし、昔ほど体力無いから、確実にやられる。。。
だいいち、母を車に残して危ないことできないし。
海水浴シーズンとちがって、ひとけが無い晩秋、呼べど叫べど助けなんて来るはずもなく、それどころか、しばらく発見されない可能性が高い。。。。
「トンネル脇の駐車場に内地ナンバーの車がずっとあるぞ」
「自殺だべか?」
「熊にでもやられたんじゃねぇか」
で終わってしまいそうだ。。。
やめとこ。
北海道は、自己責任の意識が無いと生きていけない大地だ。

というわけで、やや時間が早かったけど、会場の入舸小学校に向かった。
浜の町なので、会場となった体育館は父兄の家の大漁旗で飾られて、とても華やかでありました。

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