物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

夜7時半の小樽運河

思い立って、運河近くのセルフスタンドに給油にでかけた。
すでに夜の7時。
海も山も街の通りも薄暗くなりかかっている。
給油した帰路は、入舟町の最短経路ではなく、海沿いにちょっと走って迂回してみた。
前の黒いのはRX-7か、神戸ナンバーだ。
そういえば、そろそろ連休が近いせいか、道外ナンバーや札幌以外のナンバーが増えている。
そして、観光運河の中心あたりの交差点、山に向かって赤信号で停車。
黒のRX-7神戸が先頭、次がオラ。
立ち並ぶ土産物屋は、照明のせいか昼間より美しく見える。
そぞろ歩きの観光客もいっぱいいるし、若いおにーちゃんの人力車も相変わらずいっぱいいる。
ふと、反対車線の路肩に客待ちのポニーの馬車をみとめた。
御者は背の高いとても大柄なヒゲの男性、40代かな。
閑そうに、お世辞にも綺麗とは言えない小さな馬車の前や後ろをぶらぶらしている。
「今度ああいう馬車に乗ってみるかな」なんて考えたりするこちらの視線に気づいたのか、御者のおじさんもこちらを気にした様子で馬車の横でぶらぶ ら。そのうち、背後に郵便トラックが迫り来て、とまどいながらブレーキを踏んだ。おじさん、ハッというリアクションとともに、馬車の後ろに引っ込んだ。そ こへ「馬車は、何時間くらい?」と年配夫婦の声がかかる。「はい、今は夜ですから2時間で・・・」と嬉しそうに応えるおじさん。
信号が青になった。
RX-7発進。オラも続く。
しかし次の本局前はすでに赤信号で、また停車。
対向からはバスとバンが並んでいる。
RX-7は右折したいらしく、道の右側をとった。その左には直進ぽい軽が1台並ぶ。
交差する側の信号が黄色になった。
RX-7の様子がおかしい。
じりじりと狙っている。
もうすぐ青になるかなあ、というあたりで、やっぱり・やっぱり・やっぱりRX-7は、バスやバンに先立ちフライイング右折していった。
おかげでオラは軽と並んでスムーズに坂を上れたけど、神戸ってみんなああなのか?

まあ、とにかく、富岡教会あたりには白人グループが居て、車を無視して横断したりと、観光シーズンまっただ中の小樽かもしれない。

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