物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

きょうの おにーさん

スチール棚を物色しにニトリへ行った。
組み立て式で箱入りだけど5段分入ってるし、スチールだけあって、なんとも重たい。近くにあった台車を引き寄せて、箱を乗せただけで、これは車に積むには男手が要ると感じた。が、今はおら1人だじゃ。。
加えて、180cm幅のブラインド2本も買いたい。これはスキー板より軽いくらいだから何とかなる。しかし。。。

台車をその場に残して、サービスカウンターらしき所へ行くと、5人くらいの店員が四角いエリアの中に居る。おばさんと呼ぶにはまだちょっとかわい そうな女性が3人と、そこそこ美人系のおねーさんが1人と、おじさん1人、ジャニーズ系のおにーちゃんが1人。。。さて、誰に声かけようか。。。と、それ ぞれ目下の職務遂行のため右往左往して、結局落ち着いて声をかけられそうなのは、美人系のおねーさん。

おら「あのう、大きくて重たい荷物って運送してもらえるの?」
美人系「佐川急便になります」
おら「え?お宅のトラックで無料で運送はしてくれないの?」
美人系「ありません、全て佐川急便で送料がかかります」
(キツい言い方で応えました、このしと)
そういうシステムにしてるのか、ふうん。
さて、どうしようかなと、台車に戻ってしばし箱を見つめた。。。そしてふたたびサービスカウンターへ。
さっきのキツい美人系は相変わらずおすまし顔でなにやらレジのキーを打っている。ん~ このしとは避けよう(笑) 。
その手前のジャニーズ系にーちゃんがふと顔をあげた。おし、今度はこっちだ。
「あのう、屋上の車まで運びたいんですが、台車は借りて良い?」
「はい、どうぞお使いください。」とても柔らかい物腰。
「お荷物はどのような? 重たいようでしたらお運びしますよ」
おお!お願いする前に!なんて気の利くジャニーズおにーちゃんなのだ!大学生くらいだろうか。こういう息子が欲しいのう。
で、レジで精算を済ませエレベータで屋上にあがり、車のもとへ歩み寄る。
「このお車ですか?」
「ええ」まずは立てたままのリアシートを倒してトランクスルーにしていると、おにーちゃんがつぶやくように
「かっこいい車にお乗りなんですね」と言う。
う~ん。。。つまり、“軽のワゴン車じゃなかったんだ、このおばさん”ってことね?(笑)
「いやあ、こういう買い物の時にはちょっと不便ですよね」と応えると
「いえいえ・・・・いいですよ、こういうの」とかみしめるように嬉しそうに言う。無事商品を積んでもらい、お礼を言って、「車、好きなんですか?」と愚問してみると「はい(^_^) 」と満面の笑顔。
(若いおにーちゃんなら、9割方好きに決まってるよね)
「どんな車に?・・・」もしかして持ってないかもと気にしながら訊くと「ミニです」と一層嬉しそうに言う。
おら「え。あの、新しいBMWじゃない、昔からの?」
じゃにーず「はい(^_^)」
おら「いいですねぇ。σ(・_・)も時々検討するんですよ。自分であれこれいじれるでしょ?」
じゃにーず「そうですね、パーツがいろいろ手に入りますから(^_^) 。でも、すぐどこか故障するから、専門のお店と仲良くなっていないと」
おら「へえ、じゃあまり安心しきって遠出できないんです?」
じゃにーず「そうですね(^_^) 」
おら「でも、好きなら平気ですよね、そのくらい」
じゃにーず「はい、まあそうです(^_^) 」

とてもすがすがしいおにーちゃんで、その前の美人系の口直しをしてなお余りある思い。ええ買い物をしました。

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