物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

とにかく

ガソリン安くして欲しい。
そもそもほとんど税金なんだから、原油の値上がりは税金分を減らして吸収するとか柔軟な対応を検討したっていいじゃないか。
ETBE混入の導入で原料調達費用の差額を補助金で埋めるって配慮するくらいなら、同時に税金の割合を減らしてくれ。
————————————
【エタノール混合ガソリン、08年にも販売へ 経産省方針】
2005年07月19日08時02分

経済産業省は、温室効果ガス排出を減らすため、植物からつくられるアルコール(バイオエタノール)を混ぜたガソリンを、08年にも国内で自動車 燃料として流通させる方針を固めた。政府は京都議定書の達成計画に利用目標を盛り込んでいるが、技術的問題から普及のめどが立っていなかった。経産省はこ のほど石油業界との間でエタノールを混ぜる方式で合意し、06年度から安全性の確認や製造実験に乗り出す。エタノールは当面は輸入するが、将来は国内自給 をめざす。

ガソリンに混ぜるのは、サトウキビやトウモロコシ、木材など植物原料を搾った汁をアルコール発酵させて蒸留したエタノール。燃やすと二酸化炭素 を出すが、もともと植物が生育中に空気中から取り込んだものなので、地球上の温室効果ガス量は増えない。政府は10年度に自動車燃料としてバイオ燃料50 万キロリットルを使う計画だが、現状はゼロに近い。

海外では、ブラジルや米国がガソリンにエタノールを直接混ぜて販売しているほか、フランスやドイツのようにETBEという化学物質に加工して混ぜている国もある。

日本では環境省を中心に直接混入方式を目指してきたが、石油業界は品質の安定性に問題があるとして反対。経産省が全国のガソリンスタンド6カ所で行っている供給実験も今年度で打ち切られる見通しだ。

一方、品質が安定しているETBEは、エタノールから加工する設備が必要だが、国内で製造が停止されたガソリン添加剤「MTBE」の製造設備を転用できる。経産省によると、設備改造でETBEを年約30万キロリットル生産できる見通し。

経産省は、効率的な設備改造方法や、自動車に使った場合の安全性、環境への影響などを調べるため、06年度予算に費用を計上する方針。その後、設備転用を促すため補助金を出す考えだ。

経産省と石油連盟などは今年4月に作業部会を立ち上げ、具体的な導入方法を検討している。一般販売は08年にも一部スタンドで始める予定。 ETBEを7%混ぜる案が有力で、通常のガソリンと同じように給油し、走行できる。順調に進めば、10年度には、国内で流通するガソリンの1割近くがエタ ノール入りになる見込みという。

ただ、エタノールの調達価格がガソリンの2倍以上と高いのが課題だ。経産省は「小売価格が割高にならないよう、差額を埋める補助金の導入を検討する」としている。

エタノールは当面、サトウキビを原料に世界最大の生産量を誇るブラジルから輸入する。ただ、国内では家屋の廃材などからエタノールをつくる技術の研究が進んでおり、将来は国内産に切り替える計画だ。

〈バイオエタノール〉 生物原料からつくられるエタノール。燃やすと発生する二酸化炭素は、京都議定書の規制対象外で、石油など化石燃料から切 り替えた分だけ温室効果ガス削減になる。米国、ブラジル、欧州、中国などで自動車燃料に使われている。ただ、エタノールは濃度が高いと部品を腐食させる働 きがあるうえ、水に溶けやすく品質が変化しやすい。一方、ETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)はエタノールとイソブテンを合成してつくら れ、水に溶けにくく、自動車への悪影響も少ないとされる。

——————————————————-

自分が長年ヨーロッパに住んで車を運転しているわけではないので、たしかなことはわからないが、統合前のヨーロッパにおける価格は、ガソリン1L100円から120円程度だったそうな。
EU通貨統合後に物価が混乱していて、ガソリンを含む物価が跳ね上がっている国があるともききますが、通貨統合で各国の価格差が明確にわかる利点 もありそう。今年3月の時点では、車で旅した人によると、ドイツとオーストリアではオーストリアの方がずっと安かったという。
加えてこのところは世界的に原油高なので、ヨーロッパでも日本同様ガソリンは値上がりしているそうだ。
イタリアも税金の高い国でユーロ前でも日本よりガソリンの高い国だったが、今年5月の時点でガソリンは安くても1L165円、ディーゼルでも145円ぐらいに跳ね上がっているという。
そんな国だから、環境問題はオマケの僥倖みたいなもんで、庶民はとにかく「ディーゼル車も植物油で動くらしい。ベンツで実験して動いた」という ニュースをみてさっそく、「植物油はディーゼルより安いし、ガソリン税に比べて植物油の税は4%なんで2重に安い。ディーゼルより排ガスがほんのちょっと だけエコらしい。」
という理由で植物油を使ったり、植物油のガソリンスタンドを開いた人がいるらしいが。

ガソリンが高いままだと、運輸業でなくても経費が増えて、客先への請求書に反映せざるをえなくなる。反映しないと、こちらの利が減る。原油高がいろんな業種の商品価格の値上げに繋がる。
「日本は諸外国より消費税が低いんだから」とかのたまう政治家もいるけれど、税金とる前に税金の使い方を明瞭化して納得のいく国家運営をしてほしい。

RSS 2.0 | Trackback | Comment

Comments are closed.