物書きは恥かき

始めより 終わりむつかし ひとの道・・・窓際の凡才ですが おもいきり 生きてます

医学の進歩

このところ、医学関係の明るいニュースが目白押しです。
日本人研究者ってたいしたものだと、感心するとともに感謝してやみません。
研究者の方々には、病で苦しんでいる人のために、さらに頑張っていただきたいです。
ひいては日本の元気にもつながりますし。

将来の自分のためにも、備忘録として掲載しておこう。

【アルツハイマー病:マウス、遺伝子治療で症状改善 理研など発表】毎日新聞 2013年03月19日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/news/20130319ddm012040037000c.html

アルツハイマー病のマウスに遺伝子治療を施し、記憶障害をほぼ正常なレベルに改善させることに世界で初めて成功したと、西道(さいどう)隆臣・理化学研究所シニア・チームリーダーと岩田修永(のぶひさ)・長崎大教授らのチームが18日付の英科学誌に発表した。予防や治療法の開発につながる可能性がある。今後、霊長類の実験を経て、安全性が確認されれば臨床試験を目指す。
アルツハイマー病はベータアミロイドという不要なたんぱく質が脳内に過剰にたまり、神経細胞を壊し発症する。
チームは2001年、ベータアミロイドを分解する酵素「ネプリライシン」を発見。その後の国内外の研究から、この酵素の働きが低下すると、アルツハイマー病を発症することが分かった。
そこで、神経細胞でネプリライシンの生成が高まれば治療につながると考え、ネプリライシンを作る遺伝子を組み込んだウイルスを開発。初期のアルツハイマー病を発症したマウスに注射する遺伝子治療を実施した。
その結果、ベータアミロイドの量は半減し、健康なマウスとほぼ同じ量になった。迷路でゴールに到着する時間から記憶力を測ると、健康なマウスと互角になっていた。
アルツハイマー病の国内の患者数は約200万人。ベータアミロイドが蓄積し始めてから症状が表れるまで約20年かかるとされる。西道さんは「一定の年齢を迎えたら接種するようにすれば、発症防止にもつなげられる」と話す。【田中泰義】

【がん幹細胞を死滅させる方法、九州大学研究チームが発見】(13/03/19)

http://www.youtube.com/watch?v=BZUHkdqXWN0

【働かないとメタボ、脂肪蓄積調整する遺伝子発見】読売新聞 3月21日(木)10時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130320-00001176-yom-sci
脂肪の蓄積を体内で調整することに関わっている遺伝子をマウスの実験で発見したと、大阪大の審良(あきら)静男教授(免疫学)らの研究グループが21日、英科学誌ネイチャー電子版で発表した。
この遺伝子が働かないマウスは、人間で言う「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の症状を示した。メタボを改善する薬剤の開発などに生かせる可能性があるとしている。
グループは、肝臓や脾臓(ひぞう)などで働く免疫細胞の中に、「Trib1」という遺伝子からの指令で作られるものがあることを突き止めた。この細胞は、免疫だけでなく、脂肪の蓄積をコントロールする役割を果たすことも確認した。
Trib1が働かないようにしたマウスは、高脂肪の食事を与えると糖尿病を発症し、血液中のコレステロールや中性脂肪の濃度も、正常なマウスに比べて高くなった。

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